【転職エージェントは複数使うべき?】自分に合ったエージェントの見分け方も紹介!

編集部
  • 投稿 2023.08.31
  • 更新 2023.08.31
オンラインでの面談

転職活動を開始し求人サイトに登録すると、企業からのスカウトに加え、転職エージェントからも多数スカウトが届くことがあります。

一方、エージェントの保有求人には重複も多く、エージェントをひとつに絞るべきか、応募求人によってそれぞれ複数のエージェントを活用すべきか迷う場面もあるのではないでしょうか。

ここでは、転職エージェントの種類や特徴、一社に絞るべきかどうかついて考察し解説していきたいと思います。

転職エージェントの種類

ポジティブな雰囲気の環境

転職エージェントとひと口に言っても、その特徴は様々です。

まず以下に、転職エージェントそれぞれの主な特徴、違いを記載します。

「業界」に特化

特定の業界に特化することでその業界での専門性を強みとする形式です。

その業界の知見を幅広く専門的に有する点が特徴です。

例)

  • IT/Web業界特化
  • ゲーム業界特化
  • マスコミ・広告業界特化
  • 医療・介護業界特化
  • アパレル業界特化
  • etc

「職種」に特化

特定の職種に特化することでその職種の専門性を強みとする形式です。

企業としては全職種を一度に依頼はできない不便さもある一方で、「特定職種」の求職者には自分の職種に特化しているメリットを発揮できる特徴があります。

例)

  • エンジニア特化
  • クリエイター特化
  • 営業職特化
  • コーポレート・バックオフィス特化
  • コンサルタント特化
  • etc

「分業型」か「両面型」か

転職エージェントは企業から求人を獲得し、その企業に見合う人材のコンサルティングを経て企業に推薦する、という点ではどのエージェントも基本的に変わりませんが、

そのプロセスをどのように進めるのかについては、大きく「分業型」と「両面型」の2種類に分かれています。

それぞれの特徴について解説します。

・分業型の特徴

分業型の転職エージェント

分業型のエージェントの特徴は「求人企業担当(Recruiting Adviser=略称RA)」と「求職者担当(Career Adviser=略称CA)」が部署やチームとして分かれており、RAが求人企業、CAが求職者に対して専任的に対応します。

それぞれが業務を分業化することで効率を高め、マッチングの量を最大化できる点が特徴として挙げられます。

一方で、基本的にはCAは自身が訪問した事がない企業を担当候補者へ紹介し、RAは自身が面談したわけではない候補者を担当企業へ紹介する、ということになります。

したがって、伝言ゲームのような構造になることもあり、「マッチングの質」という点では以下に記載する「両面型」よりも劣る傾向があるとされています。

・両面型の特徴

両面型のIT/Web領域に特化した転職エージェント

両面型のエージェントは、基本的には一人のコンサルタントが企業も候補者も双方担当する形となります。

分業型のような「効率化」を最大化していない反面、直接企業と日々対峙しているからこそ、スキルだけではなく「人柄的な相性」「カルチャー・社風」といった定性的な要素も含めてマッチングできる点が特徴です。

分業型・両面型のどちらが絶対に良いということはありませんが、特徴は押さえておくとサポートを受ける上での参考になると思います。

転職エージェントは複数使うべきか、一社に絞るべきか

混乱した印象

続いて、転職エージェントを一社に絞るメリットデメリット、複数活用するメリットデメリットをそれぞれにまとめていきます。

エージェントを「一社に絞る」メリット・デメリット

【メリット1】コミュニケーションが楽

一社に絞ることにより、複数の企業の進捗状況やスケジュール調整などを同じ担当者とおこなうことができる為、コミュニケーション面が楽になるメリットがあります。

【メリット2】選考スケジュールの全体調整がしやすい

複数の選考を仮に同時にスタートしたとしても、企業によって面接回数や選考にかかる期間にはばらつきがある為、最終的な結果が出るタイミングもおのずとばらつきが出てしまう場合があります。

内定には承諾期限もあるため、志望度が高い企業の選考結果がなるべく同時期に揃うように調整をする必要がありますが、一社のエージェントに絞ることによりこの調整がしやすくなるメリットがあります。

【デメリット1】求人の選択肢が狭まる

デメリットの1つ目は、求人の選択肢が狭まる点です。

エージェントには重複している求人もある一方で、そのエージェント独自に保有している求人もあります。特にIT/Web業界では求人数も年々増加の傾向もあり、どの企業も全ての企業求人を網羅しているということは中々ありません。

一社に絞ることにより、求人の選択肢はどうしても狭まってしまう点はデメリットと言えます。

【デメリット2】客観的意見・サードオピニオンがなくなる

転職エージェントを複数使っていると、色々なコンサルタントの企業に対する意見を聞けるため、判断材料が増えるメリットがありますが、エージェントを一社に絞った場合にそのメリットは享受できなくなります。

エージェントを「複数使う」メリットとデメリット

こちらは、上記に記載したエージェントを一社に絞ることの逆となり、以下の点が挙げられるかと思います。

  • 【メリット1】求人の選択肢が広がる
  • 【メリット2】客観的意見・サードオピニオンが聞ける
  • 【デメリット1】コミュニケーション煩雑になることも
  • 【デメリット2】選考スケジュールの全体調整がしづらくなることも

自分に合ったエージェントを選ぶ際のポイント

パソコンと人が交渉の会話

1.自分が興味を持つ求人に詳しいかどうか

同じ求人を保有しているエージェント同士でも、実際にその企業や求人について実績があったり、詳しいかどうかは差があります。

エージェントも全ての企業求人に対して、実績が豊富ということではない為です。

中には求人の依頼は受けているが、実際に過去に推薦したことがなかったり、疎遠になってしまっているケースもしばしばあります。最近はエージェントに対して求人情報を提供するサービスも登場しており、その場合は打ち合わせもしたことがない、という場合もあります。

ですので、特にエージェントの特徴の項目で挙げた「両面型」の場合は、企業の内部事情や担当者の情報を直接知っている担当者が面接のサポートや準備も行うことで、より濃い情報が得られる可能性があるため、自分が興味を持つ求人に詳しい両面型のコンサルタントと知り合うことができた場合は、活用してみることをおすすめします。

2.専門性

自身の職種や志望する業界について担当者が詳しいことは、転職軸を伝える際の理解度に大きく影響します。

「業界に特化」「職種に特化」している場合はこれを実現できる可能性が高いと言えると思います。

もちろん、コンサルタントの得意分野や習熟度によっても差はありますので、面談での会話を通じて専門的な知識も踏まえて会話ができるかどうか、確認してみることをおすすめします。

3.信頼性、レスポンスの早さ

やはり人間対人間のコミュニケーションなので、担当者と合う合わないは出てきてしまいます。やり取りをしていて過不足なくコミュニケーションが成立する、相性の良い相手を選ぶことが大切です。

求職者の立場でエージェントとやりとりをしていて、一番多く感じるストレスとしては「連絡がない」「連絡が遅い」といった内容であることも多く、信頼性やレスポンスの早さについては転職活動を伴走してもらう上で重要となってきます。

最後に

以上、転職エージェントの種類や特徴、一社に絞るべきかどうかついて考察し解説してきました。

転職活動においては、誰に伴走してもらうのかは非常に重要になってきますので、是非参考にしていただけたら幸いです。

編集部

HOKADOKO運営チームの編集部です。IT/Web領域の転職支援事業やHOKADOKOを通じたサービス提供をしていく上で得た転職活動にまつわるノウハウをお伝えしています。

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