IT/Web業界を中心に、労働人材不足が叫ばられる中で従来の採用手法に加えて「リファラル採用」という採用手法が広がりつつあります。
ここでは、リファラル経由で応募する際のメリット・デメリットやリファラル採用の話が知人・友人から届いた場合の注意点などを解説していきたいと思います。
目次
リファラル採用とは?
リファラル採用のReferralとは、「紹介」や「参照」という意味合いがあります。
企業が従業員に求人情報を共有し、知人や友人、元同僚等を自社に紹介してもらう採用方法のことを指します。
企業側にとっては、既存の社員がすでに人となりやスキルを知っていて信頼できる、優秀な候補者を採用できるメリットがありIT/Web業界を中心に広がりを見せています。
求職者にとってのメリット・デメリット
それでは、転職活動を進める上でリファラル採用経由で選考を進めることのメリットとデメリットを見ていきたいと思います。
メリット
カルチャーマッチが高い可能性
リファラル採用の誘いは既に気心知れている人から届くケースが多く、この場合自身の価値観や人柄について理解している上である為、組織文化との適合性、いわゆるカルチャーマッチが高い可能性があります。
スキルマッチが高い可能性
上記で挙げたカルチャーマッチの点のみならず、スキルについても、リファラル採用で声をかけた元の社員も、会社から実際に求められるスキルを理解している為、スキルマッチの観点でもフィットする可能性があります。
デメリット
リファラル採用のデメリットとしては、
- 「友人や知人からの紹介であるという信頼感」が働きすぎてしまう点
です。
企業側としては、通常の面接よりも「社員の〇〇さんが推薦してくれてるならば、きっと良い人に違いない!」という先入観を持ってしまう場合が多々見られます。
そして、通常の面接では注意深く念入りに確認するポイントもカジュアルな確認に留まってしまったり、きっと大丈夫だろうという観点が入ってしまう可能性は否めません。
ではリファラル採用経由での入社後のミスマッチを防ぐためにはどうしたら良いか、次に解説していきます。
ミスマッチを防ぐ為のポイント
友人知人関係のバイアスを抜きして、自分とのマッチ度を重視する
まずは、リファラル面接だからこそ、友人知人関係のバイアス抜きに転職軸や自身の価値観とマッチしているのかを確認することが大切です。
スキル面やコミュニケーション面は双方のことを理解している友人、知人からの紹介ということである程度ミスマッチは防げますが、
- 働く上での価値観
- やりがいだと感じること
- 将来に向けてのキャリア構築ビジョン
こういった点は自身の内側に秘めている場合が多い為、冷静に一度バイアス抜きに検討することが大切です。
会社によっては、知人・友人紹介を行うことによって在籍企業からインセンティブが出ることも珍しくない為、紹介時に良い面ばかりが強調される可能性もあります。
リファラル以外の選択肢を持つ
上記項目にて、友人知人のバイアスを抜きにして検討することが大事であると記載しましたが、冷静な判断をするためにはあえて、リファラル以外の他の選択肢を持つことも有効です。
転職活動という手段を通じ、自身のやりたいことやキャリアについて考えるきっかけになりますし、色々な企業を受けてみることによって、リファラル先の企業のことも客観的に見やすくなります。
最終的にリファラル先に転職を決めるとしても、より納得感を得る意味でも通常の応募ルートを持つことはおすすめです。
最後に
以上、リファラル採用のメリットだけではなく、デメリットや注意点などを解説してきました。リファラル採用のお話があった場合には参考にしていただけると幸いです。
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HOKADOKO運営チームの編集部です。IT/Web領域の転職支援事業やHOKADOKOを通じたサービス提供をしていく上で得た転職活動にまつわるノウハウをお伝えしています。
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